カメラ, レンズ

SEL1670Zの開梱の儀を前回のエントリで紹介しました。
今回はこのレンズの作例編です。

他のEマウントレンズの写りと比較したものも併せて載せていきます。写真はRAWで撮影後、Lightroomで無加工のままJPEGに現像しています。

DK-1-3[NEX-6 / 1/125秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO125 / 絞り優先AE / WB: 太陽光 / 70mm]

DK-1-5[NEX-6 / 1/320秒 / F8.0 / +0.3EV / ISO125 / 絞り優先AE / WB: 太陽光 / 60mm]

DK-1[NEX-6 / 1/60秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO1000 / 絞り優先AE / WB: 電球 / 35mm]

DK-2[NEX-6 / 1/60秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO640 / 絞り優先AE / WB: 電球 / 24mm]

DK-3[NEX-6 / 1/100秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO640 / 絞り優先AE / WB: 昼白色蛍光灯 / 58mm]

DK-4[NEX-6 / 1/200秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB: 太陽光/ 42mm]

DK-6[NEX-6 / 1/125秒 / F8.0 / +0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB: 太陽光/ 16mm]

DK-5[NEX-6 / 1/160秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB: 太陽光/ 24mm]

DK-8[NEX-6 / 1/125秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB: 太陽光/ 70mm]

DK-9[NEX-6 / 1/125秒 / F4.0 / -0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB: 太陽光/ 70mm]

DK-12[NEX-6 / 1/30秒 / F4.0 / +1.0EV / ISO800 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 35mm]

DK-11[NEX-6 / 1/30秒 / F4.0 / +0.3EV / ISO2000 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 40mm]

DK-1-4[NEX-6 / 1/60秒 / F4.0 / +1.0EV / ISO1600 / 絞り優先AE / WB: 昼白色蛍光灯/ 35mm]

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他のEマウントレンズとの比較もしてみました。撮影設定や焦点距離など同一の条件で撮影しています。比較①、②どちらもピントは中央のiMacのAppleロゴに当てています。

こちらもRAWで撮影後、Lightroomで無加工のままJPEGに現像しています。またここからの画像はクリックで等倍表示できます。

レンズ比較① 〜広角パンケーキ〜
[NEX-6 + E 2.8/16
 / 1/8秒 / F5.6 / ±0.0EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 16mm]

☝[NEX-6 + Vario-Tessar T* E 4/16-70 ZA / 1/8秒 / F5.6 / ±0.0EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 16mm]

価格.comのレビューや某ベンチマークサイトでも気になっていたのですが、ワイド端では絞り込んでも周辺が流れるようです。また、これは歪曲補正のプロファイルのせいかもしれませんが、1670Zの方がパースペクティブが強く出ている気がします。
パンケーキの2.8/16に比べると周辺減光はそこまで目立ちませんが、絞り開放にするとやや目立ちます。

レンズ比較② 〜キットレンズ〜[NEX-6 + E 3.5-5.6/18-55 / 1/4秒 / F5.6 / ±0.0EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 24mm]

☝[NEX-6 + Vario-Tessar T* E 4/16-70 ZA / 1/4秒 / F5.6 / ±0.0EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 24mm]

ピントピークの解像感は流石Zeissです。iMacのスタンドにかぶっているホコリを比べると、1670Zの方がくっきり見てとれると思います。(掃除不足ですいません)
撮影時の焦点距離は24mmですが、この画角ではキットレンズの方の周辺描写の甘さが目立ちます。1670Zのワイド端では目立ち気味でしたが、望遠になるにつれて良くなると感じました。何段か絞り込むと改善されますし、よりシャープに写りますね。

レンズ比較③ 〜キットレンズ Part.2〜[NEX-6 + E 3.5-5.6/18-55 / 1/4秒 / F5.6 / ±0.7EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 50mm]

☝[NEX-6 + Vario-Tessar T* E 4/16-70 ZA / 1/4秒 / F5.6 / ±0.7EV / ISO100 / マニュアル / WB: 昼白色蛍光灯/ 50mm]

ポートレートで使える画角で比較してみました。ピントはブラウンの鼻あたり。等倍表示するとわかりますが、毛糸のきめ細かさがはっきり見てとれますね。1670Zは色のりが良くしっかりコントラストが出ていますが、キットレンズの方はハイライト領域が白っぽくなってしまっています。

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以上、SEL1670Zの写りに関して感想を書いてみました。Carl Zeissと言えどもろもろ気になる点はありますが、SEL1650やSEL1855といったキットレンズを使っていて「ちょっと良いレンズが欲しいなぁ」と思っている方には、このレンズにアップグレード購入する価値は十分にあります。

写りはもちろんCarl Zeissの名に恥じないものですし、何より高級感のあるレンズの質感と”ZEISS”のロゴが所有欲をさらに満たしてくれると思います。

DK-14