カメラ, レンズ

9月に行われたフォトキナ2014で、SONYがEマウントレンズの新製品を発表しました。高倍率ズームやマクロ、大口径単焦点レンズなど今後発売予定のレンズが一挙に公開され、ロードマップも新しいものに変わりましたね。その中では、早い段階から海外サイトなどでリークされていた広角ズームの「SEL1635Z」も正式発表され、FEマウントでやっと小三元レンズが完成しました。それまでのFEマウントレンズはラインナップが物足りなくぱっとしない感じで、まだまだ発展途上ではありましたが、今回の新レンズ発表でやっとラインナップが豊富になってきたかなという気がします。

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SEL1635Zは年内の発売ということで、発表から2週間ぐらい経った10月上旬にマップカメラで予約購入しました。新しく発表されたレンズやコンバーターのほとんどは来年2月頃の発売予定らしいですね。α7Rの導入で使わなくなってきたNEX-6やレンズを下取りに出したりして、4割引ぐらいで購入出来ました。それでも発売したばかりなので、まだまだ実勢価格は高いです…

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パッケージのデザインがけっこう変わりました。これまでのZEISSやGレンズのパッケージにはレンズ構成図の画が載っていてカッコ良かったんですけど、レンズの型番がデカデカと主張するシンプルなデザインに変わっちゃいました。海外のリークサイトでパッケージの写真を発売前に見ていたのですが、なんかダサい感じがして個人的に好きじゃないです(笑)

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同梱物一覧。レンズポーチはSEL2470Zよりもちょっと大きい。

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テレ端
35mm

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レンズフードはSEL2470Zと同様に、先端がプラスチックでレンズ側がカリカリの金属製という作り。広角レンズらしい、かなりワイドな花形フードです。

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広角端16mm。このレンズはテレ端→広角端に向かってズームすると出っ張ってくる作りになっています。

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レンズ先端に向かって大きくなっていく、広角ズームレンズ特有の形。ZEISSロゴもしっかり作り込まれています。毎回お約束ですが、Aマウントの入門ZEISS「 SAL1680Z」はロゴがプリントで、安っぽさ丸出しです(笑)

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フィルター径はΦ72mmとEマウントではかなり大きいサイズ。自分は、フィルターは一番大きいレンズ径のものに合わせてΦ77mmのものを良く使うのですが、これだけワイドな花形フードだと72→77mmのステップアップリングをかませてもいけそうな気がしちゃいます(笑) 近いうちに検証してみます

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SEL2470Zと比較してみましょう。ぱっと見た感じではほとんど同じですね。

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レンズ単体ではSEL1635Zの方が長いですが、フードを付けるとSEL2470Zの方が長いみたいです(笑)

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テレ端ではこのように。ズームリングのトルクはZEISSらしいねっとりとした重さがあります。SEL1635Zの方が若干重たく感じました。大きさのせいでしょうかね…

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前玉リング刻印の格好良さあってのCarl Zeiss。だけどよく見ると、SEL2470Zと違いますね。「ZEISS」なんて略さなくていいし最短撮影距離もいらないから、しっかり「Carl Zeiss」と刻印して欲しかったな…細かいことが気になってしまうのが僕の(以下略

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α7Rに装着。フルサイズ一眼に広角ズームを付けてもこんなにコンパクト!(いやフードはデカいですけど
広角レンズを使ったことがある方なら大丈夫だと思いますが、初めて使うという方にはちょっと大きく感じるかもしれませんね。次回は作例も交えて、諸収差の検証やF値別の描写性能など、もっと深くレビューしてみたいと思います。

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【#2.レンズテスト編】に続く


Camera: SONY α77
Lens: Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF
Lens: SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC HSM