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BAイヤホンをSONY XBA-30からWestone W20に買い替えてから1週間ちょっと経ちました。音質もまぁまぁ満足で、XBA-30では感じることが出来なかった解像感のある綺麗な音を出してくれます。

完全に満足している訳ではないんですね…カリカリとした、解像感のある高音域には満足しているんですが、やっぱりSONYのBAに慣れているとどうしても低域の物足りなさを感じます。自分で言っておいてこの「物足りない」という表現も微妙なもので、W20はちょっとやそっとじゃ聞き疲れしないぐらい低域・高域のバランスが取れていて聞きやすいのですが、クリアな高音域とは反対に低域が引き立っていないと感じるようになってきました。「このままでも十分聞いていられるんだけど、もうちょっと低域が前に出てくればドンピシャなのにな…」という具合。まだまだにわか厨なので上手く説明出来ず、稚拙な表現になってしまいますね…(お許しください)

簡単にまとめてしまうと、「SONYのBAのベースの出方が好きだから、W20でもそれに近づけられないか?」ということです(笑)

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せっかく脱SONYしたのに何だか本末転倒な気がしますが、音質改良の方法としてこの価格帯のイヤホンでまず考えられるのは、やっぱりリケーブルポタアンの導入ですね。もちろんW20はMMCX搭載なのでリケーブルが手軽にでき自分好みにカスタマイズ出来るんですが、これがまた広い世界のお話。イヤホンの導体からプラグの形状、ケーブルに至るまでさまざま。それらが組み合わさることで「ケーブル」による音の個性が生まれます。

DK-1いろいろ調べてみて購入したのがこちら、FURUTECHの「iHP-35M

DK-2ズボンのポケットに入れたiPhoneに直挿しして使うことが主なので、L字プラグよりもストレートプラグの方が扱いやすかったりします。なのでストレートタイプ以外のケーブルは最初から検討対象外でした。

DK-5しかもこいつはプラグが金属処理されていてカッコ良い。実はこれだけで自分にとって「買い」ポイントになってたりします(笑)

DK-3耳かけ部分にはワイヤーがしっかり入っています

DK-4ケーブルの分岐部分にADL(=FURUTECHのブランド名)の文字が刻まれています。ケーブルは2本繋がりのシールドケーブルで若干太いですが、これは好みが分かれると思います。

DK-8わかってはいたのですが、接続する際にW20のハウジングに当たって干渉してしまうので、ハウジング側を数ミリ削ってから装着しました。Westone Wシリーズのハウジングの形状はSHUREなどのイヤホンと違って、干渉してしまうMMCXが多いみたいです。あと、このプラグ部の取り外しがけっこうカタくてやや難有り。見た目の割に強気なやつです…

DK-6iPhoneに挿したところ。分かりづらいですが、金属処理のプラグ部に「FURUTECH」のロゴが入っています。ギターのシールドをアンプに差し込んでるようで、見た目がよろしい。

DK-7気になる音質ですが、かなりイイです(笑)
気になっていた低音の物足りなさはほぼ解消されました。高音域の解像感を損なうことなく低域に厚みを加えてくれています。引っ込み思案のベースがグッと前に出てきて、純正MMCXよりも断然聞きやすくなりました。MMCXのイヤホンが始めてなもんで、「本当にリケーブルで音質なんか変わるのかよ…」と疑いまくってましたが、(目に見えて)耳に聞こえてわかるぐらい音質の変化を感じることができました。

これでやっと沼に浸かることが出来たので、お次はポタアンですかね…デスクのiMacはCDコンポに繋げて音を出している状態で、そのコンポにイヤホンを挿して聞いてみるとまぁ音質が悪いこと。有料のイコライザアプリ「Boom」を使ってなんとか凌いでいたりするんですが、無理矢理感があって音に余裕がありません(笑) せっかくイヤホンにこだわるんだから、iMacの作業環境でも良い音で聞きたいものです。

もしかしたら次回はポタアンのレビューかもしれませんね(笑)


Camera: α7R
Lens: Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 4/24-70 ZA OSS
Lens: Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF